内容説明
「死者の町」ブラハの裁判所では、3人の判事たちが悩んでいた。天国と地獄へつづく扉が閉まり、死者があふれてしまったのだ。いっぽう、“仮面を持つ者”となったアモスの元に、ロリアという11歳の女王が現れる。魔法の仮面のひとつ、“火の仮面”を持って…。神々の陰謀うずまく、冒険ファンタジー。
著者等紹介
ペロー,ブリアン[ペロー,ブリアン][Perro,Bryan]
1968年6月11日、カナダ、ケベック州シャウィニガンに生まれる。ネイティブ・アメリカンの語り部であったおじいさんのラウール、そしてやはり話し好きだったもうひとりのおじいさん、ジョルジュから語りの才能を受けついだ作者はケベックの伝統的な語りにもとづいた“お話の会”を行う一方、俳優、作家、劇作家など多方面で活躍中。また、シャウィニガン・カレッジでは演劇を教えている。アモス・ダラゴンシリーズのほかに、『マーモット』、『果実の世界の私の兄弟』、『私はどうして父を殺したか?』といった小説、さらに戯曲を3作発表している
高野優[タカノユウ]
フランス語翻訳家。ファンタジーの好きな小学生の女の子のお父さん
臼井美子[ウスイヨシコ]
フランス語翻訳家。こどもの時から今も「ナルニア」を愛読するファンタジーファン
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
べあ
3
「ふりだし」に戻るという発想がすごいと思いました。個人的には"影"が好きです。2013/09/02
紅蓮
2
ドルイド教やヴードゥー教を初めて知るきっかけとなった本。誰に聞いても知らないとしか言われず、自分で調べるの大変だったな…。物語としては"平衡"が鍵となっている。"善"側にも"悪"側にもそれぞれの神がついているからなんでもありっちゃあなんでもあり。奇襲が難しいことがストーリー的に残念。2014/06/11
こやまるぅ
2
死んでブラハに逝けるのなら死んでも寂しくなさそう!2011/03/15
史
1
幼く優しい物語かと思えば、サクッとえげつないことが行われる。その濃さが実に良い。2021/02/28
すぅーた
1
キャラが可愛すぎる(^o^)