内容説明
田口壮、川崎憲次郎、嶋重宣、西本聖、前田勝宏、小野仁…。野球人に訪れた「岐路」。彼らはいかにして「絶望」に立ち向かったか。１３人、復活の真実。
目次
第１章 田口壮―折れない心 田口壮とその妻
第２章 嶋重宣×小野仁―自らプレイボールを告げろ。
第３章 川崎憲次郎―７億５千万円の魂
第４章阿井英二郎×丸尾英司―プロ経由アマチュア行き
第５章 代田建紀他―最終試験
第６章 古田敦也―７００日の雌伏
第７章 水上善雄―パ・リーグの男
第８章 西本聖―雑草の花が咲いた日 西本聖引退試合の真実
第９章 前田勝宏―１６０キロの十字架
著者等紹介
矢崎良一［ヤザキリョウイチ］
１９６６年山梨県出身。フリーライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャル
4
野球選手にとっての野球の終わりの乗り越え方について、様々な状況の選手達の取材集。プロ野球という、スポーツエリート中のエリート達が集結し競い合う特別な世界だからこそ、そこに入るまでも終えるときも想像を絶するような葛藤が待ち受けることを思い知る。どうやって野球を続けるか。どうやって野球を辞めるか。華やかな世界だからこそその外側とのギャップは激しく、人々を翻弄する。プロ野球選手だった彼らは極端な例ではあるが、人生において決断を迫られるのは決して彼らだけではない。それぞれの人生の決断が凝縮された、胸に迫る一冊。2013/07/31
シロー
1
九編のプロ野球エッセイ。どの話も読み応えがあり、楽しめた。10年位前の本なんだけど、おかげでその後の選手の動向が判るのが楽しい。代田はトライアウトを経て殆どサブとはいえ10年選手になったのはお見事。阿井氏はハムのＨＣだし、水上さんも解説者で頑張ってる。西本さんの引退試合は人徳だね。黒ノリさんはどうなるんだろ…2015/03/29
Ayano
1
野球に関しては無知もいいところだけど、野球人としての男の生き様みなたいなものがギュッと詰まった１冊だった。 共通しているのは「お金のため」ではなく、「自分のやりたい野球ができるか」だった。 個人的にはTBS佐古アナが好きなんで話の途中で登場したことが嬉しかった♡2012/09/13
おおや
0
光と影
由崎悠
0
田口の話が載っていてびっくり。2012/07/05
