内容説明
「霊」「呪い」「うわさ」などさまざま恐怖の要素を持つ都市伝説―。あるアドレスに空メールを送ると“恋の神さまサッちゃん”からメールが来て恋が叶う。渋谷のコインロッカーに捨てられている赤ちゃんを助けるか、同じ文面を10人に送るかの選択を迫られるチェーンメール。ベッドの下のいるはずのない男。何を撮っても映り込む謎の女の子。廃ビルの窓からこちらを見つめる謎の美女。古道具屋で見つけた安い自転車、人には見えないがその荷台には少女が…。一見なんの関連性もないかのようなこれらの話の陰には、ある存在があった。全てのエピソードの背景にあの「サッちゃん」の影が…。“心霊都市伝説恐怖譚”『渋谷怪談』シリーズ最新作。
著者等紹介
福谷修[フクタニオサム]
1967年名古屋市生まれ。ライター、構成作家を経て自主制作した都市伝説ファンタジー映画「レイズライン」で2002年みちのく国際ミステリー映画祭オフシアター部門グランプリと観客賞を受賞。2003年、映画『自殺マニュアル』で商業映画監督デビュー。2004年、脚本を執筆した映画『渋谷怪談』『渋谷怪談2』の小説版「渋谷怪談」で作家デビュー
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