内容説明
第二次世界大戦末期。メリン神父は神への信仰心を失い世界中を彷徨っていた…。流れ着いたカイロで、ケニヤで発見されたビザンティン帝国時代の教会内に隠された古代の聖宝を先に見つけ出すことを依頼されるメリン。メリンは現場へと赴き、そこで理想に燃えた若き神父フランシスと女医のサラ、そして神父が可愛がっていたアフリカ人少年ジョセフと出会い、心通わせて行く。だが、その頃からジョセフの周囲で猟奇殺人や不可解な自殺といった事件が相次いで起こり、村人はジョセフに悪魔が憑いたと囁き始める。しかし、それは本当の恐怖への序曲にしか過ぎなかった…。１２歳の少女リーガンに取り憑いた悪魔パズズとメリン神父の壮絶な戦いを描いた『エクソシスト』。その戦いはその２５年前から始まっていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenjihamada
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子供の頃、エクソシストの第一段の映画が公開された時のこと。メリン神父が、悪魔に取り憑かれた少女リーガンの屋敷の前に、たたずむポスターや、映画のCM に、映画そのものに、とてつもなく恐怖した記憶が、未だに生々しい。失心者が、多数出たとの話も、真実味があるほど。この書は、その20年前のメリン神父のお話し。読むと、第一段の映画の内容の理解も進んだ気がした。この恐怖は、自分の一部となって現在生きているのだと思った。おそらく死ぬまでそうなのだろう。2024/12/04
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- 和書
- 白銀の戦神 ソノラマ文庫
