内容説明
18歳の見習い修道女マリアが母親のいないトラップ男爵家に家庭教師としてやってきた。待ち受けていたのは個性派揃いの7人の子供達!マリアは持ち前の明るさと大好きな歌で一家の気持ちをひとつにまとめていき、やがて子供達にも男爵にもかけがえのない人になる―。随所に登場する歌がストーリーを盛り上げる『世界名作劇場』快心の一作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
41
「世界名作劇場」文庫。1991年に放映されたアニメーションの「トラップ一家物語」のノベライズ。三十代前半になっていたので、流石にアニメーションは観てません。娘が五、六歳、一緒に観ても良かったんだけど、ちょっとテーマが難しいと思ってわざわざ観なかったのかも。当時(第二次世界大戦前夜)のオーストリア🇦🇹の情勢、貴族と平民、修道女etc.なかなか今読んでも背景がわかり難く、感動しきれない物語でした。2022/02/15
こうし
0
2014年2月に、(実在の)ちいさなマリアが亡くなったと知って、久しぶりに奥から引っ張り出してきた。一番病弱だったマリアが、一番長生きするなんて。享年99歳。ご冥福をお祈りします。2014/04/17