内容説明
虎は群れない。そしてミスタータイガースは去った。
目次
特別対談 江夏豊×辻恭彦―一匹虎の女房
第１章 途中解雇（藤田平―最下位監督）
第２章 海外挑戦（ＳＨＩＮＪＯ―ナチュラル・ボーン・反・読売；中込伸×郭李建夫―Ｗｅ ｗｉｌｌ ｄｏ ｉｔ ａｇａｉｎ．）
第３章 トレード（小山正明―憂「球」の７０歳；塩谷和彦―野球極道・神戸番外地；加藤博一―２１年ヘッドスライディング）
第４章 ＦＡ宣言（仲田幸司―孤独な場所で；松永浩美―宿無しの天才）
第５章 金銭トレード（萩原誠―打率一割の『３１』）
著者等紹介
中田潤［ナカダジュン］
１９５９年岡山県出身。フリーライター
矢崎良一［ヤザキリョウイチ］
１９６６年山梨県出身。フリーライター
橋本清［ハシモトキヨシ］
１９６９年大阪府出身。ＰＬ学園で１９８７年春夏甲子園連覇後、読売巨人軍ドラフト１位入団。１９９３、９４年セットアッパーとして活躍。２００１年１月ダイエー移籍、同年１２月引退。現在、野球評論家、ライターで活動中
池田浩明［イケダヒロアキ］
１９７０年佐賀県出身。フリーライター・編集者
高橋安幸［タカハシヤスユキ］
１９６５年新潟県出身。日本大学芸術学部卒業後、出版社勤務を経て、フリーライターとなる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eiji
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登場するのは以下の面々の他多数。阪神ファンなら読み応え充分。中でも鬼兵・藤田平の話は初めて知ることが多く、そして今までの藤田平観が間違っていたことに気付かされた。ちなみに新庄の「センスがないから野球を辞める・・」の造反劇はすべてマスコミがでっち上げたデタラメで、藤田平は誰よりも新庄の才能を買っていた。その新庄評「彼は松井の長打力とイチローの足肩を備えた限りなく素質を持った選手だ。その素質をもっと伸ばしたかった」2004/10/30
梨音
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もう10年くらい前に読んだ本なんだけど、なんとなく本棚で目に留まったから再読。これは本当に良い本。表紙の江夏投手がまず良いし、小山投手の風格から無邪気なSHINJOに、飼い殺しや自由契約やフロントとの確執やら、プロ野球の悲喜こもごもがたっぷりと詰まっていて、でも全体から漂ってくる「どうしようもなく野球が好き」という感覚。やっぱ野球ってええな。2016/02/18
fam_rad
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10年前の本。インパクトのあるタイトルと、荒木経惟による江夏のカバー写真に心奪われ購入。内容はインタビューを通して、どちらかというと阪神球団のネガティブな面が多く書かれている。今の体質はもうすっかり変わっていることを願おう。2014/11/01
よしきち
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テーマと表紙は良かったけど。2013/01/26
スコットレック
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かなり前に買って読んだ本。表紙の江夏さんの眼力が凄い・・。阪神を去らざるを得なかった男たちのそれぞれの物語・・。阪神ファンのみならず 全ての野球ファンにおすすめの一冊です。 ちなみに2020年になっても この球団の根幹の部分は変わっていないのでは、と勝手ながら思ったりもします。
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