内容説明
グリーン・ゲイブルズに住むマシュウとマリラの元に孤児院からアン・シャーリーがやってきた。空想好きなアンは、「大人のようなお茶会」をやったり、髪を緑色に染めてしまったり、赤毛をからかわれたギルバートを石盤で殴ったりとハプニングをまきおこす。「心の友」ダイアナを得、マシュウやマリラに愛されて、やがて美しく聡明に成長するアン。『世界名作劇場』シリーズ屈指の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
39
「世界名作劇場」文庫。1979年に放映されたアニメーションの「赤毛のアン」のノベライズ。大学生になっていましたが、毎週本当に楽しみにアニメを観ていたこと、思い出されます。原作の小説に殆ど忠実にアニメ化されていますが、オリジナル場面も少しだけあります。アンがグリン・ゲイブルスに来た一周年の記念日に、マシュウがアンをブライトリヴァー駅にドライヴに連れて行くシーン。そして収穫したリンゴをジュースにして貰うためにマシュウ、マリラ、そしてアンの三人で出掛けるシーン。とっても印象に残っています。2022/02/05
糜竺(びじく)
31
主人公のアンはとっても明るく、エネルギーにあふれた女性でした!以前、TVで放送していたアニメ世界名作劇場の作品で、そのノベライズ本です。読んでいると、だんだん明るいアンのペースに引っ張られる感じがしてきます。孤児院で育った不幸な生い立ちであるにもかかわらず、想像力豊かで、夢見がちな彼女は、カスバート家に引き取られ、すくすくと明るく、青春時代を過ごして成長していきます。天真爛漫なアンが起こす珍騒動は、周りを巻き込みつつとても面白いものでした。読んでて、皆に愛されている作品である理由がよく分かりました!2014/01/20
ぱんぺろ
16
先日ヤケ買いした古本たち。その内の一冊が、なんとアニメ赤毛のアンの文庫化版。原作である「アン・オブ〜」を高畑勲がアニメ化した世界名作劇場をまた文庫化するという荒業・飛び道具。古本屋さんで何故か「ほ」の書架におさまっており、堀晃の処女作を探していて目についた。原作シリーズは何度も読んでいるのだが、背表紙にアニメ版のアンの笑顔を見て、どんな編集なんだろなっ、と抜きとった。表紙をめくると近藤喜文氏の筆による折りたたみピンナップ。これだけで買いダと思ったが、アニメの名場面のカットがさらにつづく→2018/09/19
間宮
0
幼いころ週末の夜に楽しみにしていたTVが懐かしく購入した。最後までストーリーを知っていた訳ではなかったので読めて嬉しかった。この作品を読んだ記憶があったためNHKの朝ドラも楽しく見ることができた。2016/08/18
あちみ
0
一番シンプルな赤毛のアン。子ども達への読み聞かせ版としては、良さそうな感じ。私には少し、物足りないかな。2008/03/27