内容説明
未来のスカイネットから送り込まれた刺客サリーナ(I‐950)は、自宅のラボで製造したT‐101型ターミネーターをパラグアイのコナー邸に送り込む。この深夜の奇襲攻撃からサラを救ったのはあのT‐800そっくりの隣人ディーターだった。極秘対テロ組織の元工作員であるディーターはスーザンの正体がサラであることを見破っていたが、ターミネーターの存在を目の当たりにし、コナー親子とともに戦うことを決意する。一方、サラを兄の敵と思い込むマイルズの弟ジョーダンは、サリーナのアシスタントとしてサイバーダイン社に就職、サラへの復讐の想いを募らせる。今度こそデータのすべてを消去するべく、カリフォルニアのサイバーダイン本社に乗り込むサラ、ジョン、ディーター、迎え撃つサリーナとターミネーターは!?いま新たなる最終戦争が始まる…。
著者等紹介
スターリング,S.M.[スターリング,S.M.][Stirling,S.M.]
1953年フランス生まれ。多彩なSF作家として欧米で活躍するスターリングはこれまでに30冊近くの作品を発表している
石田享[イシダススム]
1954年大阪生まれ。翻訳家。ICU卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Fumitaka
2
『我が闘争』を学習プログラムに組み込んだせいでスカイネットが人類全体を劣等種と見なすようになったという設定は、まあ冷戦中もソ連とアメリカは「反ヒトラー連合」という点では一致できていたので致命的な対立には実はならなかったのではないかという説を思い出す。関係ないんですけどサリーナが作った簡易ターミネーターが飛行機に乗り込んでくる場面で『からくりサーカス』の自爆人形軍団のやつを思い出した。荷物も何も持ってなくてスチュワーデスの人に怖がられるやつ。ディーターがしっかり協力者になってくれるのは意外だった。2019/09/01
おふねやぎっちらこ
1
映画T2の直後から話が始まる。映画T3よりずっといい。2003/12/08
ハブ君
0
最後はあっさり。2012/09/27