竹書房文庫
スーパートイズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812407820
  • NDC分類 933
  • Cコード C0174

内容説明

近未来の物語。さる先進国では人口過密を避けるため、出産には政府の許可が必要とされた。デイヴィッドは親となる権利を持たない夫婦のために開発された子供型の人工知能(A.I.)である。だが、その事実をデイヴィッドは知らない。それでもスウィントン夫人をママとして心から愛し、クマのテディに慰められながら、自分はホンモノだと信じ続ける姿が読む者に涙を誘う。「ねぇ、テディ。どうしてママは僕のことを愛してくれないのかなぁ?…僕はこんなにもママのことを愛しているのに…」同名の単行本から、映画原案となった表題の『スーパートイズ』三部作を始め、近未来を描いた短編10作品を厳選収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うさぎ

15
映画「A.I.」の原作である「スーパートイズ」に興味を持って読んでみた。映画とは展開が違ってこちらもすごく良かった…映画もまた観たくなって改めて観賞。どちらも傑作。他の作品は難しくてほとんど理解出来てないけど、とにかく「スーパートイズ」と「スタンリーの異常な愛情」「訳者あとがき」が読めてよかった。2023/12/05

よむヨム@book

13
★★★☆☆ 星3つ スピルバーグ監督の「A.I.」の原作短編集です。 映画に消化不良を起こしていたので、原作本で納得がいって読んで本当によかった。 他の短編集を読んでいて、ふと「このテイストってどこかで味わったなぁ」と思ったら..... あ、そうそう星新一先生が浮かんだ 。2022/02/14

東森久利斗

4
キューブリックファンならずとも、巻末の「スタンリーの異常な愛情 または私はスタンリーと如何にして『スーパートイズ』を『A.I』に脚色しようとしたか」 だけでも読む価値あり。キューブリックが「スーパートイズ」に出会ってから映画「A.I.」へと進化させていく過程、「A.I.」製作秘話。旧友キューブリックとの邂逅、気の遠くなるような脚本化作業、完璧主義者キューブリックらしいエピソードの数々。機械と感情? 哲学的な普遍のテーマをベースに、母と子(ロボット)の絆を問う。巨匠オールディス版フランケンシュタイン。2022/03/29

takao

3
ふむ2024/02/20

yunomi

3
本編 は小味な短編集という感じだが、巻末に付された映画化の顛末記が面白かった。謎めいた天才キューブリックの孤独さと繊細さの一端が窺える。2015/01/24

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