スーパートイズ

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  • サイズ B6判/ページ数 363p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812407387
  • NDC分類 933
  • Cコード C0074

内容説明

新世紀の幕開けを飾る感動のSF超大作。英国が世界に誇るSF作家ブライアン・オールディスが、人工知能を備えたロボット少年と家族の“愛情”とは何かを問う珠玉のSF小説。映画原案となった表題作『スーパートイズ』3部作を始め、近未来を描いた秀作短編21作品を完全収録。鬼才スタンリー・キューブリック監督との出会いから脚本化の作業についてなど、初めて明かされる『A.I.』製作秘話も収録。

著者等紹介

オールディス,ブライアン[Aldiss,Brian]
英国ノーフォーク州イーストデーラムで生まれる。1955年、最初の著書となる『The Brightfount Diaries』を手がけ、2年後、処女短編集『Space, Time and Nathaniel』を発表。以後、多数のベストセラーを含む50冊以上の小説を送り出している。代表作に、ヘリコニア三部作『The Horatio Stubbs Saga』、評論的SF史『十億年の宴』、1990年に映画化された『解放されたフランケンシュタイン』がある。また、主にSF作家・評論家として知られ、短編、紀行文、詩、現代小説などで高い評価を受けている。『Life in the West』は、作家アンソニー・バージェスによって、1945年以降もっともすぐれた小説99冊のひとつに選ばれた。近年、オールディスはフランスで《プリ・ユートピア・アット・フューテュロスコープ》を受賞。アメリカ・サイエンス・フィクション作家協会から、《グランド・マスター・オブ・サイエンス・フィクション》の称号を授けられている。現在もオックスフォード在住

中俣真知子[ナカマタマチコ]
新潟市生まれ。東京外国語大学卒業。翻訳・文筆業。1988年より「朝日ウイークリー」紙で毎週、映画の解説とシナリオ対話を執筆している。主な訳書に『はじめて書かれたスピルバーグの秘密』(学習研究社刊)、『クローン羊ドリー』(アスキー刊)、『恋におちたシェイクスピア』(B・R・サーカス刊)、『アンナと王様・フォトストーリー』(小社刊)、『考える「もの」たち』(毎日新聞社刊)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirayama46

3
映画「A.I.」の原作にもなった表題作を含む短編集。表題作はわかりやすくハートフルでいい話。他の話はなかなか晦渋なものも多く、一筋縄ではいかない話が揃っております。オールディス、短編だと長編よりもアヴァンギャルドな印象がありました。2018/04/30

酔花

3
自分にとってのオールディスは、なんか難しいこと言っているけど実はバカな話書いているんじゃないのこの人、という位置づけ(『地球の長い午後』も結構なバカSFと思っている)。映画『A.I』の原作が収録されているけど、キューブリックがこの原作に執着した理由が理解できない。人の心を持ったロボットという、内宇宙に向かう要素に惹かれたのだろうけど、『アトム』があった日本では割と普通の発想だからかな。全体的にワンアイデアだけで書かれた作品が多く、物語レベルで不満も残るけど、それもまた彼らしいのか。原題表記は欲しいなぁ。2014/08/04

yuripanda

0
 う~ん。映画AIの原作なので読んだけど・・・正直よくわからない意味不明な話が多く、理解できなかった。2013/03/11

aki

0
『爆発星雲の伝説』『銀河は砂粒の如く』の時代の絢爛たるイメージはない。タイトルストーリーも含めて皮肉な話が多い。太陽系の貴重な知的生命体を○ってしまった「III」、父親○○という古いネタを下品に仕上げた「古い神話」、今の、この世界としか思えない「牛肉」、自己○○を壮大なショーに仕立ててしまった男の話「頭がおかしくなりそうな事態」などが並ぶ。一番の傑作は巻末のエッセイ。キューブリックの依頼で表題作を原作とする映画をつくろうとする話。オールディスは否定的だが、正直「青の妖精」が登場する映画を観たかったな。2023/04/10

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