感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
16
ドヤ顔が何より似合いの元首様、シリアスかと思えばコメディになり、楽しい。当時はリボンの騎士に絶叫したよ。12歳、やんちゃで高慢なヴァレンチーノも!2016/03/13
星落秋風五丈原
16
傍役には単純明朗タイプとして、ヴァレンチーノの幼馴染みで画家のマーカントニオ。対照的な影のあるタイプとして、謎めいた過去を持つ錬金術師のアエリア。アエリアとヴァレンチーノを足して二つで割ると、「南京路に花吹雪」の黄子満に代表される、美しく影のある主人公が出来上がり。 ヴァレンチーノが「リボンの騎士です」と名乗ったり、 アエリアが実験を行うとランプの精が出てきたり、馬上槍試合の騎士達の名前が「ドンキホーテ・デ・ラ・マンチャ」だったり台詞やキャラのネーミングで遊んでいます。2005/07/03
珂音
8
ヴァレンチーノは美人で賢くて陰険で底意地悪いかなりいい性格してるけどその上を行く母親アンナ・マグダレナ。毒薬の調合と使用が趣味の怖い人。流石のヴァレンチーノもこの人には勝てないらしい。 ヴァレンチーノのリボンの騎士が素敵です2010/12/20
まふぃん
4
昔、凄く好きだったので、もう一度読みたくなった時にネット古書店で購入。便利な世の中になったなあ。 男装の麗人とかヴェネチアとか歴史とか、好きだったものが詰まってました♪2014/09/10
訪問者
3
森川久美ヴァレンチーノ・シリーズの第2弾。「恋のページェント」、「嘆きのトリスタン」、「カスティリアの貴婦人」、「月空遥かに・・・」の4篇を含む。いずれも傑作。ただLaLaで同時期活躍していた成田美名子や山岸凉子は今も書店で手に入れられるが、森川久美は流通していないのは何故?この本もあちこち探したが入手できず、やむを得ず最後の手段amazonで手に入れたものである。2022/10/23