内容説明
その定期旅客船には一風変わった客が乗っていた。凶悪な殺人犯リディックと彼を護送する刑事。宇宙船は事故を起こし、未知の惑星に不時着する。生き残ったのは二人の他、副操縦士のフライ、家出少女、謎の骨董屋、狩猟ガイドの夫妻、それにイスラムの巡礼者。いずれも腹に一物を持った曲者ばかりだ。3つの太陽が絶えず照りつける砂漠の星で、人々は無事脱出するべく、協力を誓いあう。手分けして水と修理器材を探すうち、一行は無人の鉱物採掘基地と、小型宇宙船を発見する。これで脱出できるかもしれない…そう思った矢先、事故の犠牲者を弔う墓穴を掘っていた1人が何者かに襲われ、肉塊と化す。光の届かない穴の奥には、人肉を喰らう未知の生命体が潜んでいたのだった!やがて3つの太陽が直列し、皆既日食がやってくる。闇の中、未知なる生命体は歓喜の産声をあげ、人々の心に隠された秘密が露呈する。交錯する生と死、裏切りと猜疑心。真の暗闇(ピッチブラック)の中で、光を見つけられるのはいったい誰なのか…。
著者等紹介
ローリア,フランク[Lauria,Frank]
ニューヨーク市ブルックリン生まれ。マンハッタン・カレッジ卒。大の旅好きで、世界各地に足を運ぶかたわら旺盛な執筆活動を展開。小説を15作発表しており、うち5作はベストセラー。ノベライゼーションもこれまでに4作『ダークシティ』『マスク・オブ・ゾロ』『アラスカ 小さな冒険者たち』『エンド・オブ・デイズ』を手がけ、『ピッチブラック』は5作目にあたる。雑誌各誌に寄稿するいっぽう、詩集を刊行、ソングライターとしても活躍中。現在はサンフランシスコに居を構え、創作の指導にあたっている。現在、同氏の代表作『ドクター・オリエント・シリーズ』の映画化が進行中
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