内容説明
インドの主要都市ムンバイーの中心部にはアジア最大のスラムの1つダーラーヴィーがある。ここには零細工房が集積し革製品づくりが盛んだ。2年にわたるフィールドワークから職人たちが織りなす人間模様を描き出し、スラムで「イノベーション」が生まれる瞬間に迫る。
目次
序章 スラムから眺めるインド経済―ダーラーヴィーに集う人々ともの作り
第1章 インフォーマル革製品産業のイノベーション―スラムにおける多様な製品の開発・生産を捉える視角
第2章 インド皮革産業の発展―ダーラーヴィー地域のグローバルな位置付け
第3章 ダーラーヴィーの皮革産業の変容―チャンバール職人のネットワークと組織化
第4章 ダーラーヴィーの工房ネットワーク―ハブ工房を中核とする工房間関係
第5章 工房ネットワークを通じた多様な製品の生産―需要に応じた分業と協業
第6章 オリジナル高級品開発のイノベーション―越境的な知識・技術の新たな結び付き
終章 インフォーマルセクター論からスラム産業論へ―多様な社会集団の新たな結び付き
著者等紹介
久保田和之[クボタカズユキ]
1988年兵庫県神戸市生まれ。同志社大学経済学部卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。日本学術振興会特別研究員(PD)、神戸大学経済経営研究所特任助教を経て、国際ファッション専門職大学名古屋校助教。専門は、南アジア地域研究、文化人類学、インド経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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