目次
第1部 資料の概念変化と保護体制―公開と保護のあり方(宝物の保存から文化財の活用へ;日本の博物館前史;行政資料から文化財へ―踏絵に関する資料的概念変化)
第2部 多様化する博物館―大学博物館と地域博物館(大学ミュージアムの導入と機能;熊本地震の教訓にみる大学博物館の役割;博物館をつくる―組織・個人・郷土の三類型)
第3部 “文化財”と地域振興―新たな価値と観光ツーリズム(“負”の遺産の評価と継承;感染症への対応とアマビエ流行―資源の活用と可能性;『鬼滅の刃』にみる拠点の形成)
著者等紹介
安高啓明[ヤスタカヒロアキ]
1978年生まれ。2007年中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学中央大学)、博士(国際文化 西南学院大学)。現在、熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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博物館と社会の乖離を避ける必要性 文化財保護の概念形成と変遷 守るから活用へと大きくシフト 住民参画型への転換 薬品会が知識の共有や交流の場 空間的な陳列法と動態展示 踏絵が外交上の懸念材料 無形の概念や歴史的事実を可視化する手段 発祥の碑の視覚的に分かりやすい情報効果 ユニバーシティ・ミュージアムの設置 地域社会に開かれた窓口 保存志向型から公共志向型へ 学芸員の専門性とコミュニケーション能力 デジタル技術が現代博物館にもたらす変革 負の遺産の追悼供養教訓 マンガやアニメといった現代文化と地域振興2025/04/15