内容説明
「ちばらき」なくして、江戸も東京もなし。
目次
第1部 なぜ「ちばらき」なのか?(「ちばらき」とは何か?―地域を捉える視点;二つの大水害をめぐる「空間史」―鬼怒川決壊と小貝川決壊;受け継がれる伝統的行事―撞舞の継承;「ちばらき」のことば―「ごじゃっぺ」だっぺ?;若者は「ちばらき」をどう感じるのか?―都道府県魅力度ランキングを見直してみる)
第2部 「ちばらき」で暮らす(子育て世帯が住みたくなる地域コミュニティ―町を活性化させる子育て支援;醤油づくりのまち―銚子と野田のブランド化;「千葉の渋谷」の現在地―ちばらき最大の若者の街「柏」 ほか)
第3部 「ちばらき」の表現力(「ちばらき」は映画に欠かせない―フィルムコミッションと鹿島開発;ファンタジー空間としての茨城県南部―龍ケ崎市と牛久市の河童伝承に着目して;「ちばらき」のご当地アニメをつくる―柏市の市民プロジェクトの試み;障がい者アートと福祉の源流を辿って―八幡学園と筑波学園)
著者等紹介
西田善行[ニシダヨシユキ]
流通経済大学共創社会学部地域人間科学科准教授/メディア社会学
福井一喜[フクイカズキ]
流通経済大学共創社会学部国際文化ツーリズム学科准教授/経済地理学、観光地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ahmad Todoroki
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ちばらきという言葉があることを本書を読むまで知らなかった。何しろ地元ちばらきを25年近くも離れていたもので(笑)行政単位ではなく、風土や生業が共通する地域として括るには面白い呼び名だと思う。欲を言えばもっと歴史的一体性について突っ込んで欲しかった気もするし、「ちばらき」とそこに含まれない千葉県や茨城県の境は一体どこにあるのか、ムリを承知で検討して欲しかった。続編を期待。2024/10/04
らすた
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この本の舞台はまさしく私の地元。柏や龍ヶ崎が遊び場で、行商のおばちゃん達と成田線に乗り、昭和の小貝川氾濫を生で見ました。我孫子や利根町にもう少しふれてほしかったな〜。2024/06/21