内容説明
植民地時代の北インドは、ロシアに対する防衛の拠点であり、北方の高地は夏季のイギリス人の避暑地となる重要な地点であった。本書は、主として史料に登場する実在の人物に焦点を当て、北方の高原地帯を中心としたイギリス植民地時代の人々の姿を読み物風に描き出す。
目次
序章 歴史的背景と各章の案内
第1章 イーデン兄妹の大行軍
第2章 ホノリアとヘンリー、北西インド二人三脚の旅
第3章 アウグスタ・キングの思い出
第4章 黄金期のイギリス領インド
第5章 サラが見た異郷の風景
第6章 デヴィの丘
第7章 アイリスとイヴォンヌのインド体験
第8章 植民地の岐路、二つの共和国誕生へ
著者等紹介
北原靖明[キタハラヤスアキ]
イギリス近現代史、特にイギリス植民地研究が主なテーマ。東京大学卒業、英国ウォーリック大学で修士号。大阪大学で博士号「文学」取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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