内容説明
太平洋の島国に住む日本人にとってオセアニアは身近な存在。実際、歴史的につながりの深い国や地域は多い。ところが私たちが知るのはオーストラリアやハワイなど、ごく一部。そこで本書では、地域の総合的な理解を目指し、自然・文化・社会を多角的に紹介する。
目次
オセアニア地域研究への誘い
第1部 自然と地理(考古―ヒトはどこからきたのか;地理―世界遺産から考える多様な自然と社会;島嶼―島景観にみる自然と人間の営み ほか)
第2部 歴史と社会(歴史(1)―イギリス系入植とオーストラリアの「誕生」
歴史(2)―植民地の記憶、島嶼国家の独立
文化―メラネシアの社会運動と国民統合 ほか)
第3部 現代的課題(気候変動―海面上昇で危機にある小島嶼国;開発援助―「地域的近代」の模索;観光と文化―ハワイの先住民運動とフラ ほか)
著者等紹介
石森大知[イシモリダイチ]
法政大学国際文化学部准教授。博士(学術)。専門は文化人類学、オセアニア地域研究
黒崎岳大[クロサキタケヒロ]
東海大学観光学部准教授。博士(文学)。専門は文化人類学(経済開発)、オセアニアの国際関係論、人文地理学(世界遺産研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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