出版社内容情報
AI搭載のロボットやドローンと自律型兵器、サイバー攻撃とサイバーセキュリティ、生命科学と生物兵器。そして開発当初から軍民の境界が曖昧な原子力と宇宙利用……。今日、私たちは軍民両用(デュアルユース)技術が氾濫する社会のただなかに、すでに生きている。本書は、こうした先端技術(エマージングテクノロジー)の社会実装がもたらす倫理的・法的・社会的諸問題「ELSI」に、文理の垣根を越えた「総合知」で挑む。
内容説明
AI搭載のロボットやドローンと自律型兵器、サイバー攻撃とサイバーセキュリティ、生命科学と生物兵器。そして開発当初から軍/民の境界が曖昧な原子力と宇宙利用…。こんにち私たちは、軍民両用(デュアルユース)技術が氾濫する社会のただなかに、すでに生きている。本書は、こうした先端技術(エマージングテクノロジー)の社会実装がもたらす倫理的・法的・社会的諸問題「ELSI」に対し、文理の垣根を越えた「総合知」で挑む。
目次
第1部 歴史から考える(歴史学的手法で論点を整理する;学術会議声明、そのビフォー・アフター)
第2部 個別の技術から考える(原子力のデュアルユース問題は単純か;宇宙開発・利用とデュアルユース;先端生命科学研究―微生物学研究と生物兵器開発の境界 ほか)
第3部 哲学・倫理学から考える(功利主義と軍事研究;デュアルユースは倫理的ジレンマの問題か―研究の自由と制限;正戦論の研究は、すなわち軍事研究なのか ほか)
著者等紹介
出口康夫[デグチヤスオ]
京都大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。専門:哲学
大庭弘継[オオバヒロツグ]
京都大学大学院文学研究科研究員。博士(比較社会文化)。専門:国際政治学、応用哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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