内容説明
AIDS、SARS、MERSを経て長きにわたり世界的に読まれてきたテキストの最新版。疫学の基礎から応用まで表やグラフを交えながら分かりやすく解説する。感染症を人間社会のなかで総合的に理解したい研究者・医学生・臨床医に最適の書。
目次
第1部 感染症疫学への序(感染症の疫学―がんの疫学や循環器の疫学と何が違うのか;感染症疫学を学ぶための第一歩―定義)
第2部 疫学の基礎(記述疫学―全ての疫学の始まり;リスクと相対リスクおよび発症率;ケース・コントロール研究―交絡について;コホート研究―偏りについて;感染症の臨床疫学―感度・特異度・分類間違い;多変量解析と交互作用;生存解析;感染症の数学モデル)
第3部 感染症疫学への応用(アウトブレイクの発見と解析;感染症監視システム;「感染する」ということを計測する;感染症の自然史について;血清疫学;感染症と人々の暮らし、行動;ある疾病が感染症か否か、どうすればわかるのだろう;ワクチンの疫学;サブタイピングの使用)
著者等紹介
ギセック,ヨハン[ギセック,ヨハン] [Giesecke,Johan]
1972年、スウェーデン王立工科大学にて修士号(応用数学)取得。その後医学部に進学、1977年、カロリンスカ大学にて博士号取得。1980年代の10年間を臨床医として過ごした後、1991年、カロリンスカ大学医学部感染症学講座助教授。1996年から同感染症疫学講座教授。その間、ロンドン大学公衆衛生・熱帯医学大学院で感染症研究に従事。その他、WHOのコンサルタントなど。現、疫病管理予防欧州センター(ECDC)主席科学者
山本太郎[ヤマモトタロウ]
1990年、長崎大学医学部卒業。博士(医学、国際保健学)。京都大学医学研究科助教授、長崎大学熱帯医学研究所助教授、外務省国際協力局課長補佐を経て、現在、長崎大学熱帯医学研究所教授。アフリカ諸国、ハイチなどで感染症対策に従事してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Iwata Kentaro
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