内容説明
こだわりの富士の旅の提案を目指す本書は、「信仰の対象と藝術の源泉」としての富士山の「文化」的な側面を中心に据えつつ「自然」を対置させる章立てに、英語版を加えた構成となっており、学問的な視座を持って、富士山および富士山周辺を歩くためのガイドである。
目次
第1部 都留から富士山へ(富士講と富士みち;芭蕉句碑を巡る都留散歩―田原の滝から富士の見える坂まで;水力発電所と技術の伝播―「ピーヤ」から始まる時空の旅)
第2部 “文化”富士山を描く―いまむかし(江戸の富士塚;描かれた富士山―藝術の源泉;ゴジラと富士山)
第3部 “自然”富士山の大自然と対峙する(富士山とは―世界遺産と環境保全;富士山の湧水はなぜおいしい;季節別―富士の自然の楽しみ方 ほか)