出版社内容情報
三時眞貴子[サントキマキコ]
広島大学大学院教育学研究科准教授
岩下誠[イワシタアキラ]
青山学院大学教育人間科学部准教授
江口布由子[エグチフユコ]
高知工業高等専門学校総合科学科准教授
河合隆平[カワイリュウヘイ]
金沢大学人間社会研究域学校教育系准教授
北村陽子[キタムラヨウコ]
愛知工業大学基礎教育センター准教授
内容説明
福祉国家体制が形成されつつあった十九世紀末~二十世紀半ばにおいて、家族・福祉・労働という「生存」に関わる領域で行われた社会的弱者(孤児、障害者、不登校児など)に対する教育(への/による)支援と、それが孕む排除性に焦点を当てようとする歴史研究。
目次
教育社会史研究における教育支援/排除という視点の意義
第1部 生命を支援する―揺れ動く家族(「福祉を通じた教育」の選別と子ども―赤いウィーンの子ども引き取りと里親養育;未婚の母の救済/非嫡出子の放逐―二〇世紀前半アイルランド社会の「道徳性」;「支援に値する」家族の選別における道徳と返済能力―ハンガリーの「生産的社会政策」(一九四〇‐一九四四)と地域社会)
第2部 生活を支援する―就学・福祉・コミュニティ(地域による「精神薄弱児」への支援と排除―二〇世紀前半のイングランドの職業センター;長期欠席者対策にみる国民国家の再編―戦後高知県の福祉教員制度;重症心身障害児の生存と教育―重症児施設「花明・木の花学園」における学校教育の成立)
第3部 生計を支援する―就労と家族・地域・企業(「労働の訓練/教育」による浮浪児への支援―一九世紀末のマンチェスタ認定インダストリアル・スクール;企業福祉としての教育支援―二〇世紀前半キャドベリー社の補習教育と人材育成;障害者の就労と「民族共同体」への道―世界大戦期ドイツにおける戦争障害者への職業教育)
教育支援研究のゆくえ/おわりに
著者等紹介
三時眞貴子[サントキマキコ]
1974年、福岡県生まれ。広島大学大学院教育学研究科准教授
岩下誠[イワシタアキラ]
1979年、栃木県生まれ。青山学院大学教育人間科学部准教授
江口布由子[エグチフユコ]
1974年、東京都生まれ。高知工業高等専門学校総合科学科准教授
河合隆平[カワイリュウヘイ]
1978年生、福井県生まれ。金沢大学人間社会研究域学校教育系准教授
北村陽子[キタムラヨウコ]
1973年、愛知県生まれ。愛知工業大学基礎教育センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
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