社会科学と高貴ならざる未開人―18世紀ヨーロッパにおける四段階理論の出現

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  • サイズ A5判/ページ数 312,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812215142
  • NDC分類 301.2
  • Cコード C3030

内容説明

未開と発展、社会経済思想の変遷。「高貴な未開人」という文明批判は18世紀の社会科学に影響を与え、「高貴ならざる未開人」という観念は社会発展の新理論の形成に影響を与えた―アダム・スミスなどの古典派経済学やスコットランド歴史学派の著作で知られるミークが、四段階理論の起源と発展、そしてその形成に未開社会研究の影響があったことを立証する。

目次

第1章 四段階理論とその前史
第2章 「始まりにおいて全世界はアメリカであった」
第3章 一七五〇年代のフランス先駆者たち
第4章 一七五〇年代のスコットランドの先駆者たち
第5章 高貴ならざる未開人と「粗野な部族の歴史」
第6章 修正主義者、詩人、経済学者

著者等紹介

田中秀夫[タナカヒデオ]
愛知学院大学教授、京都大学名誉教授

村井路子[ムライミチコ]
京都大学経済学研究科博士課程単位取得、京都看護学校非常勤講師。E.P.トムスン、ロバート・オーエンなどを研究

野原慎司[ノハラシンジ]
京都大学経済学研究科博士課程単位取得、博士(経済学)、東京大学経済学研究科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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