内容説明
エドマンド・バークの政治的思考をめぐる考察。バークには政治的なるものをめぐる原理的な思考がある。これはなぜ、どのように可能となっているのか、その所以としくみを解明。この視座からするアプローチに特化した。
目次
序章 バークに政治思想はあるか?(バーク政治思想の一貫性について;バークにおける自然権思想 ほか)
第1章 西洋政治思想史的文脈(ホッブズまで;ホッブズにおける転換 ほか)
第2章 『自然社会の擁護』をめぐって(奇妙な処女作;理神論/自然宗教論 ほか)
第3章 『崇高と美の観念の起原についての哲学的探求』をめぐって(なぜ「美」なのか?;美的なるものの復権 ほか)
第4章 バークの持っていた思考の型(欠落の意味論;「国家のエンジンと見なされた場合の効果なき宗教」について ほか)
付論(レズリー・スティーブンのバーク解釈について;ポーコックにおけるバーク)
著者等紹介
末冨浩[スエトミヒロシ]
1964年長崎県生まれ。1989年九州大学法学部卒業。2008年京都大学人間・環境学研究科博士後期課程単位認定退学。現在、京都大学人間・環境学研究科研修員京都大学博士(人間・環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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