目次
第1章 自然の“再生”を考えるために(自然再生事業と守るべき自然の変遷;ダイナミックな生態系観と生物多様性の保全 ほか)
第2章 自然再生は何を“再生”すべきなのか?―霞ヶ浦関川地区の事例から(霞ヶ浦で享受される生態系サービスの変遷;霞ヶ浦の自然再生事業の経緯 ほか)
第3章 “再生”にむけた公論形成の場の可能性と課題は何か?―霞ヶ浦沖宿地区の事例から(日常の世界との結節点としての「公論形成の場」;沖宿地区における自然再生事業 ほか)
第4章 公論形成の場のプロセスをどのように設計するか?―松浦川アザメの瀬の事例から(アザメの瀬の自然再生事業;自然再生事業と日常の世界の接点 ほか)
第5章 “再生”の環境倫理―持続的な生態系サービスの享受にむけて(したたかな生態系サービスの享受とレジリエンス;生態系サービスと環境リスクの分配 ほか)
著者等紹介
富田涼都[トミタリョウト]
1979年生まれ。東京都出身。1998年東京都立青山高校、2002年東京農工大学農学部地域生態システム学科卒業。2004年東京農工大学大学院共生持続社会学専攻修士課程、2008年東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻博士課程修了。博士(環境学)。2010年から静岡大学農学部共生バイオサイエンス学科助教。専門は、環境社会学、環境倫理学、科学技術社会論。生物多様性の保全と地域社会の関係、資源管理、人と自然のふれあい調査(参加型調査)などの研究を行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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