内容説明
聖女か、女魔術師か、それとも魔女か。乙女、預言者、騎士…幻想に浮かぶジャンヌはさまざまな姿をみせる。当時の人々は彼女に多様なイメージを抱いていた。当時の史料やジャンヌを知る人の証言、ジャンヌにまつわる伝説などの超自然的な問題も冷静に分析し、真のジャンヌの姿へと迫る。これまでのジャンヌ・ダルク研究に一石を投じた書。
目次
第1部 ドンレミのジャンヌ・ダルク(史料の問題;国境から来た娘 ほか)
第2部 ドンレミからシノンへ(ジャンヌ以前のジャンヌ;羊飼いの娘の作戦 ほか)
第3部 一四二九年オルレアン(オルレアンの包囲;王か皇帝か ほか)
第4部 パリからルーアンへ(異端者;聖女か、女魔術師か、それとも魔女か ほか)
著者等紹介
ボーヌ,コレット[ボーヌ,コレット] [Beaune,Colette]
1943年、フランス・ロワール=エ=シェール県生まれ、パリ第10大学名誉教授、専門は中世フランス政治・思想史
阿河雄二郎[アガユウジロウ]
香川県坂出市生まれ、関西学院大学教授、専門は近世フランス政治・社会史
北原ルミ[キタハラルミ]
神奈川県鎌倉市生まれ、金城学院大学准教授、専門はフランス近現代文学
嶋中博章[シマナカヒロアキ]
北海道苫小牧市生まれ、文学博士、京都産業大学・関西大学非常勤講師、専門は近世フランス政治・文化史
滝澤聡子[タキザワサトコ]
兵庫県西宮市生まれ、関西学院大学研究生、専門は近世フランス社会史
頼順子[ライジュンコ]
広島市生まれ、文学博士、佛教大学・大阪経済大学非常勤講師。専門は中世フランス政治文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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陽香
rien
渓流