目次
第1部 私法思想史―筏津安恕の理論をめぐって(ドイツ近代私法学における三つの自由意思概念;ヘーゲルにおける契約・相互承認・人倫―筏津安恕のヘーゲル研究によせて;筏津法哲学の現代的意義―私法思想史を中心として)
第2部 ドイツ近代私法―思想と制度をつなぐ(カント私法論の哲学的基礎づけ;モムゼン『利益論』の意義―損害差額説の確立とその背景;いわゆる「相続法」の成立について)
第3部 法思想史の古典―古代から現代まで(古代正義思想における継承と転換―ソクラテス・プラトン・アリストテレス;カントによる「自由の体系」の基礎づけ―啓蒙期自然法論からの哲学的転回;法理念としての国際平和―ラートブルフから恒藤恭へ)
著者等紹介
竹下賢[タケシタケン]
関西大学大学院法務研究科教授。法哲学、環境法哲学、環境法思想専攻
宇佐美誠[ウサミマコト]
京都大学大学院地球環境学堂教授。法哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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