内容説明
教育委員会は不要?給食費はだれが払うの?ゆとり教育と詰め込み教育、どちらがマシ?行政はもちろん保護者や地域住民も協働しての舵取り(=ガバナンス)が求められる現在、従来の教育行政学の枠組みを広げた新しいタイプのテキスト。
目次
教育行政のフロンティア―教育の方向性を探る
教育行政と地方分権改革―分権改革は教育に何をもたらしたか
教職員改革と人事行政―子どもたちの未来を支える教師
子どもの生活と教育課程行政―子どもたちに必要な教育と支援
教育費と教育財政―教育にかかる費用とその負担
生涯学習と社会教育行政―だれでも、いつでも、どこでも学べる社会を目指して
少子高齢化社会と教育行政―多様なアクターによる「協働」の可能性
教育福祉と教育行政―教育と福祉の間をどう埋めるか
「働くこと」をめぐる教育ガバナンス―今日の労働環境を生きるために
異文化のなかの子ども・青年と教育行政―異文化にどう向き合うか
グローバル時代の教育行政と教育ガバナンス―世界の視点で日本の教育を考える
児童生徒と学校の安全を守る教育行政―生きる力を育む
世界の教育行政と教育改革―教育政策の国際的動向
著者等紹介
小松茂久[コマツシゲヒサ]
早稲田大学教育・総合科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けいぎ
1
コンパクトな教育行政の本。編著で、各著者が かなりいろいろな方面に突っ走っている意欲作。 どの稿も内容が圧縮されていて、具体的にどういう意味をもつ制度なのか、どういう実態があるのか、「こんな狭いスペースのなかで書ききれません」感がでている(笑)2013/07/14
客野
0
教科書みたいな本で、問題提起というよりは教育行政についての基礎知識を叩きこむみたいな本で、教育行政をよく知らない僕にはありがたい入門書だった。ただ、1回読んだだけではやはり内容は頭に入らないので、もう少し繰り返して読もうと思う。また、ここから広がる問題もたくさんあるので、将来教育行政を目指す者として、そういう意味でもしっかり読み込みたい。2016/06/11