カリフォルニア水銀行の挑戦―水危機への“市場の活用”と“政府の役割”

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  • サイズ B6判/ページ数 195,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812212592
  • NDC分類 517
  • Cコード C1036

内容説明

アメリカ有数の人口と産業を抱えるカリフォルニア州は渇水の常襲地。山岳地の巨大ダムや州全域に張り巡らされた巨大水路網がそれを物語る。しかし1990年代こうしたハード対策の限界を越える歴史的渇水がこの地を襲った。そこで編み出されたのが市場メカニズムを導入した水銀行。その後も進化を続ける水銀行のしくみを徹底分析する。

目次

第1章 世界水資源評価
第2章 カリフォルニア州における渇水対策の変遷
第3章 水銀行とは何か
第4章 水銀行の制度的基盤
第5章 水銀行の制度変化
第6章 二〇〇九年水銀行―一五年ぶりの復活
第7章 水銀行と環境保護
第8章 結論―水銀行がもたらす教訓

著者等紹介

遠藤崇浩[エンドウタカヒロ]
大阪府立大学現代システム科学域・准教授。専門は政治学で、とくに水管理政策に関心を寄せる。2002年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修了(博士(法学))。総合地球環境学研究所助手、筑波大学大学院生命環境科学研究科准教授(環境ディプロマティックリーダープログラム担当)を経て、2012年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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山口透析鉄

23
県の図書館本より。昭和堂という出版社もお初でした。 米カルフォルニア州は渇水も多く、人口も多いので水資源問題が以前より多かったようです。古くはゴールドラッシュ時から自然に取り決めもできていたようですが、20世紀に入り、大規模な渇水が発生するようになり、公的機関による水資源の管理と有効配分を目指し、必要な時に開設される水銀行ができるようになりました。 節水・下水の再利用・水利転用等の施策以外に、州政府が取引を仲介するようになっているようです。 地下水の利用、休耕の有効活用等もありますが、自然保護の観点↓↓↓2024/08/24

わりと 元気

1
水銀行という、カリフォルニアにおける渇水時に水が豊富な地域と水が不足する地域における商取引を促進させる仕組みに関する本。わかりやすくて非常に勉強になった。にしても、水問題を取引で解決しようとするあたり、アメリカらしくてよいなぁ。 2021/05/03

hika

0
市場の創り方2013/11/28

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