内容説明
音をきくこと、音を分析すること、音をつくること。音に気づくよろこび(サウンドスケープの知覚)からサウンドスケーピング(音風景をつかった具体的な行為)へ。
目次
第1章 サウンドスケープを知る―音風景の真相にせまる
第2章 “音育”音の教育―聴覚を磨き、音のイメージを記録する
第3章 “音学”音の学問―現場の音を調査・分析・解釈する
第4章 “音創(一)”音デザイン―現場の摂理に見合う音創りに挑む
第5章 “音創(二)”背景音楽の表現活動―代償音楽としての背景音楽
終章 サウンドスケープを活かす道はあるのか
著者等紹介
小松正史[コマツマサフミ]
音育家・作曲家・音風景研究者。1971年、京都府宮津市生まれ。明治大学農学部(農業土木・緑地学専修)卒業。明治大学大学院農学研究科博士前期課程(農業経済学専攻)修了。京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程(作曲専攻)修了。大阪大学大学院工学研究科博士後期課程(環境工学専攻)修了。博士(工学)。「音の教育(音育)」領域では、音をきくことをテーマにしたレクチャーやワークショップを行う。「音の研究(音学)」領域では、音響生態学や環境心理学を専攻する。「音の創造(音創)」領域では、背景音楽や映像音楽を制作し、さまざまな音空間でピアノ演奏を主体としたライブ活動を行う。京都タワー展望室や京都国際マンガミュージアムなどの公共空間の音環境デザインも手がける。現在、京都精華大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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