内容説明
巨額の科学技術予算を組み、国立研究所や大学で研究を行い、その成果を企業が自由に利用できるシステムを構築してイノベーション群生を支える。研究開発予算、人材育成、産学官連携、特許・反トラスト政策(競争政策)の観点から広範囲に分析する。
目次
第1章 科学技術政策
第2章 ハイテク産業政策の政治経済学
第3章 産学官連携政策
第4章 人材供給政策
第5章 特許政策
第6章 反トラスト政策
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ishida Satoshi
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読了。アメリカにおける科学技術政策、イノベーション推進策の歴史と問題点をわかりやすく整理。航空宇宙産業、ハイテク産業、NIHなどの科学技術研究予算、人材育成、産官学連携など幅広く学べます。政治学的観点からしても、民主党と共和党がとるイノベーション政策のスタンスやプライオリティの違いなどがわかります。イノベーションに関する書籍といえば、ビジネス書として企業戦略にかかわる本か多いものの、本書はそうした類ではなく、あくまで政府がイノベーション促進に果たす役割や限界を考察している点がユニークです。
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