内容説明
『道徳感情論』第六版における大幅な修正加筆と「徳の本質」論に注目し、「公平な観察者」概念を軸にした心理的・社会的分析、社会調和への道標を、スミスの不朽の貢献とみなす。スミスの道徳哲学体系全体の構造を明らかにする。
目次
二つの版
同感と想像力
動機と結果
観察者の理論
公平な観察者
比較と論評
道徳規則
徳
基本的徳
徳と美
倫理学と神学
法学
倫理学と経済学
スミスの不朽の貢献
著者等紹介
ラフィル,D.D.[ラフィル,D.D.][Raphael,D.D.]
1916年イギリス生まれ。専門は哲学、とくに倫理学ないし道徳哲学。オタゴ大学、グラスゴウ大学、レディング大学、ロンドン大学の哲学教授を歴任し、現在、ロンドン大学名誉教授
生越利昭[オゴセトシアキ]
兵庫県立大学経済学部教授。専攻は経済学史と社会思想史
松本哲人[マツモトアキヒト]
兵庫県立大学大学院経済学研究科博士後期課程在学中。研究テーマ:18世紀後期イングランド社会経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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