ドビュッシーに魅せられた日本人―フランス印象派音楽と近代日本

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  • サイズ B6判/ページ数 218,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812209448
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C1073

内容説明

ドビュッシーの音楽に「日本」を見出し、最初に受け入れたのは音楽家ではなく文化人たちだった―。彼らの記録や音楽界の資料を多数用い、明治以来、ドイツ音楽一辺倒だった日本がフランス音楽を受け入れていく様相を精緻に描きながら、日本人がフランス印象派音楽を好むルーツをたどる。その潮流にのって変容する日本文化や思想的背景にも迫る今までにない音楽史。

目次

第1章 明治期のフランス音楽(ドイツ音楽よりも先に導入されていたフランス音楽;オペラ熱の高まり ほか)
第2章 文学者とドビュッシー(文学者とドビュッシーの出会い;外国文献の翻訳 ほか)
第3章 演奏家の近代フランス音楽への目覚め(先駆者大田黒元雄;第一次世界大戦後のフランス・ブーム ほか)
第4章 日本人作曲家とドビュッシー(作曲界の諸相;「日本人の作曲」を求めて ほか)

著者等紹介

佐野仁美[サノヒトミ]
京都生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。福岡女学院大学講師を経て、岐阜聖徳学園大学准教授。佛教大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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