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裁判員と「犯罪報道の犯罪」

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  • サイズ A5判/ページ数 355p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812209394
  • NDC分類 070.15
  • Cコード C0036

内容説明

報道記者としての体験から、一般事件の匿名報道主義を大胆に主張、人権を守るための報道評議会制度を確立した北欧の実状を初めて日本へ伝え、共鳴の大反響をまき起こした『犯罪報道の犯罪』。本書は、裁判員に偏見を与えない公判前「犯罪報道」の在り方、さらには「悪い点がすべて出た光市事件報道」「三浦和義さんの遺志を受け継ごう」「浅野ゼミ・メディア責任制度試案」などの書き下ろし論稿を入れ、『犯罪報道の犯罪』の内容を一新し、大幅に加筆修正した。

目次

1 裁判員制度と犯罪報道
2 犯罪報道の犯罪
3 犯罪報道は私刑だ
4 犯罪報道を考える
5 スカンジナビアに学ぶ
6 人権を守る報道をめざして

著者等紹介

浅野健一[アサノケンイチ]
1948年香川県高松市生まれ。1972年、慶應義塾大学経済学部卒業、共同通信社入社。本社社会部記者、ジャカルタ支局長などを歴任。1994年、共同通信を退社し、同志社大学教授。2002年から03年、英ウェストミンスター大学客員研究員。現在、同志社大学院社会学研究科メディア学専攻博士課程教授。人権と報道・連絡会世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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抹茶ケーキ

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裁判員制度とメディアについて。(被害者の意見に左右されずに)あらかじめ法律で定められた刑罰を科すことが罪刑法定主義の要請であるにもかかわらず、メディアはそのことを忘れ、被害者保護の名の下に厳罰化に手を貸してきた。みたいな話。メディアだけに責任があるとしてしまうのは裏返しのメディア万能主義なのであまり賛同できないけど、確かにメディアが厳罰化に寄与したっていう一面もあるんだろうな。2018/01/14

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