農協の存在意義と新しい展開方向―他律的改革への決別と新提言

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 343,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812208564
  • NDC分類 611.6
  • Cコード C3061

内容説明

農業とその基盤である地域社会の崩壊を前に、農協は歴史的転換点を迎えている。地域農業のセーフティネットの維持・構築と、地域社会のライフラインの確保・強化とを軸に、社会・経済システムとしての農協の進むべき道を拓く。他律的に行われてきた農協改革に対する徹底した批判と、主体的改革に向けた建設的提案を導く、気鋭の研究者による提言の書。

目次

本書で明らかにしたいこと
第1部 農協の基底条件の変化と農協の対応課題(現代社会の特質と協同組合運動の役割―「地域社会への関与」の観点から;農村地域社会の変容と農協の果たすべき役割―公益性と共益性の視点から;組合員構成の変化と農協の目的、ガバナンス;農協の総合事業の経営管理)
第2部 農協の事業革新のための戦略的課題(農協革新と指導事業の役割―農協の総合事業を規定している指導事業;経済事業改革の評価と改革課題;JAバンクシステム下の系統信用事業の特質と展望―主に事業収益構造の分析から;事業基盤の構造変化に対応した共済事業戦略)
第3部 農協の組織改革の戦略的課題(広域合併農協づくりの基本課題と県単一農協;連合会再編の到達点と課題―経済関係事業と金融関係事業の相克をいかに捉えるか;トップマネジメント体制の確立・強化の方法;中央会制度の変質と運動センター機能再構築の方向―「基本方針」にみる「自治」と「官治」)
本書の総括と提言

著者等紹介

小池恒男[コイケツネオ]
滋賀県立大学名誉教授、農業開発研修センター副会長理事。1941年東京都生まれ、長野県出身。信州大学農学部卒、京都大学大学院農学研究科修士課程修了、農学博士。専門は農政学、環境保全型農業論。近畿農協研究会代表者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品