地球研叢書
黄河断流―中国巨大河川をめぐる水と環境問題

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  • サイズ A5判/ページ数 187p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812207758
  • NDC分類 517.222
  • Cコード C0044

出版社内容情報

【2008年度 毎日出版文化賞(自然科学部門)受賞】

内容説明

中国第二の流量と流域面積を誇る黄河に、何が起こったのか?歴史と自然、政策を統合して検証。巨大国家・中国を襲う環境問題に迫る。

目次

第1部 黄河に何が起こったか?(問題の発端;黄河をめぐる歴史;黄河流域はどんなところか;黄河領域の気候とその変動;黄河の開発と保全;黄河の大型潅漑農地)
第2部 「黄河断流」はどのように起こったのか?(食糧生産拠点としての黄河流域;黄河の長期流量変化の解析モデル;黄河の長期流量変化のモデルによる再現)
第3部 「黄河断流」からみた地球環境問題(乾燥地の潅漑農業;黄河の治水;環境問題としての黄河;農業と農民生活の持続性;「黄河断流」の意味するもの)

著者等紹介

福嶌義宏[フクシマヨシヒロ]
1942年、京都府生まれ。1966年、京都大学農学部卒業後、助手、助教授を経て、1994年、名古屋大学・大気水圏科学研究所教授。2001年、文部科学省・大学共同利用機関・総合地球環境学研究所教授に転任。2004年、法人化に伴い、人間文化研究機構・総合地球環境学研究所教授となり、現在にいたる。この間、滋賀県や京都府を中心に山地保全の調査と研究に取り組み、荒廃地の回復過程を評価できる水文モデルを構築して、1992年に第1回生態学琵琶湖賞を受賞。シベリア永久凍土帯での流出発生機構の研究に班リーダーとして関わるとともに、国際共同研究であるIGBP/BAHCの国際委員として、研究推進を図った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三河武士

1
目黒 塩害について初めて知った2010/12/06

taming_sfc

1
福島義宏先生による2008年の著作。黄河に関する分野横断的研究はもちろん、テネシー川、アラル海などとの比較研究も含まれている。水問題から環境問題を読み解く一冊。2010/08/06

転天堂

0
少々前の本だが、興味深いテーマなので手に取ってみた。理系の人の概説書にありがちなのだが、研究成果として書かれた部分と自分の思いとがないまぜになった文体で、肝心の断流の原因などがいまいちまとめられてない気がした。2022/11/10

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