出版社内容情報
【2008年度 毎日出版文化賞(自然科学部門)受賞】
内容説明
中国第二の流量と流域面積を誇る黄河に、何が起こったのか?歴史と自然、政策を統合して検証。巨大国家・中国を襲う環境問題に迫る。
目次
第1部 黄河に何が起こったか?(問題の発端;黄河をめぐる歴史;黄河流域はどんなところか;黄河領域の気候とその変動;黄河の開発と保全;黄河の大型潅漑農地)
第2部 「黄河断流」はどのように起こったのか?(食糧生産拠点としての黄河流域;黄河の長期流量変化の解析モデル;黄河の長期流量変化のモデルによる再現)
第3部 「黄河断流」からみた地球環境問題(乾燥地の潅漑農業;黄河の治水;環境問題としての黄河;農業と農民生活の持続性;「黄河断流」の意味するもの)
著者等紹介
福嶌義宏[フクシマヨシヒロ]
1942年、京都府生まれ。1966年、京都大学農学部卒業後、助手、助教授を経て、1994年、名古屋大学・大気水圏科学研究所教授。2001年、文部科学省・大学共同利用機関・総合地球環境学研究所教授に転任。2004年、法人化に伴い、人間文化研究機構・総合地球環境学研究所教授となり、現在にいたる。この間、滋賀県や京都府を中心に山地保全の調査と研究に取り組み、荒廃地の回復過程を評価できる水文モデルを構築して、1992年に第1回生態学琵琶湖賞を受賞。シベリア永久凍土帯での流出発生機構の研究に班リーダーとして関わるとともに、国際共同研究であるIGBP/BAHCの国際委員として、研究推進を図った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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