出版社内容情報
グローバリゼーションや環境、貧困問題といった我々が直面する課題に、世界的な倫理学者はどのように答えるのか。
内容説明
シンガーのエッセンスをわかりやすく解説。動物や生命倫理について、世界の貧困層の人びとに対してもっと援助すべきだという道徳的な命令について、環境問題やグローバリゼーションや倫理学の理論について、その思想を全領域にわたり、日本の読者に紹介。
目次
序章 シンガーの実践倫理
第1章 シンガーの自発的安楽死擁護論
第2章 誕生における生と死の選択
第3章 「動物の解放」論とは何か―論理と心情をめぐる考察
第4章 動物の解放と菜食主義―市民運動の立場から
第5章 飢餓救済の倫理
第6章 シンガーのグローバルな倫理―「一つの世界」を生きる
第7章 シンガーの公利主義―基本的特徴と構造
終章 環境―シンガーと日本人倫理の可能性
著者等紹介
山内友三郎[ヤマウチトモサブロウ]
哲学者。環境倫理に関する英語論文多数
浅井篤[アサイアツシ]
熊本大学大学院医学薬学研究部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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