出版社内容情報
大正デモクラシーを背景として、毎日新聞記者・村嶋の生涯を通して、大正期から昭和にかけて生きた人々の生活を活写する。
内容説明
「貧困」と「社会悪」にあえぐ人々の姿を「人生の報告者」として描き続けた天性のジャーナリスト―その誕生から死までの波乱にみちた足跡を厖大な資料調査でたどる渾身の書。
目次
第1部 大阪毎日新聞記者・村嶋歸之(路地裏からのレポート;大阪小市民の源流;労農記者として;労働運動の発展;労働運動と『大阪毎日』の報道)
第2部 盟友・久留弘三と村嶋(久留弘三と関西の労働運動;三菱・川崎造船所争議;賀川をめぐる動き;久留弘三の総同盟脱退;総同盟分裂の序章)
第3部 ジャーナリストをこえて(二つの潮流の対立)
第4部 路地裏を行く(盛り場からのルポルタージュ;新聞と社会事業;新しい出発)
著者等紹介
木村和世[キムラカズヨ]
関西大学大学院文学部研究科博士後期課程退学。現在、神戸大学、桃山学院大学、花園大学などで非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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