内容説明
本書では、はじめに序章で、日本における危なっかしい食料と生産の現状と問題を述べ、そのためには田舎の力を見直しその回復には都会の人たちとの「へだたり」をなくし共生が必要であることを示唆します。それらのことを以下のパートでいろんな視点から展開していきます。
目次
いま日本の「食」と「農」におこっていること
1 ヒト・ムラに隠された田舎力(田舎が活かす老人力;マチに田舎を貸そう ほか)
2 資源を活かす田舎力(木を伐って森を守る;日本の森林は減っていない ほか)
3 環境を守り楽しむ(おいでえな、棚田めぐりへ;棚田交流は楽しい ほか)
4 都市との交流をひろげる田舎力(市民農園で中山間地域のムラおこし;都市のなかで農業・自然体験型まちづくり ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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伊庭治彦「農業で楽しむ村の暮らし」(32頁~)。集落営農では、共同作業や作業効率を高める方向にある。転作作物の黒大豆やレンゲ。事業多角化は今の農商工連携とか6次産業化だろう。中山間地域の耕作放棄地は、出版当時の2007年では、38万ヘクタール。中山間のみでは15%になるようだ(34頁)。太陽光パネルはいろいろなところに設置され始めているので、何らかの利活用が望まれるところ。農業定住とは、農業とのかかわりから生活環境を改善、定住にふさわしい地域づくりをするとりくみ(36頁)。 2014/08/22
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