内容説明
被害と加害、経済的価値と文化的価値…といった断片化されたかかわりを超え「人間‐自然系」モデルを導入して解決を構想。全国各地の山村が抱える悩みにひとつの解答を与えようとする労作。
目次
第1章 研究の課題と構成
第2章 ニホンザル問題の所在
第3章 人間―自然系の分析枠組み
第4章 人間―自然系の断片化過程
第5章 ニホンザル問題の環境史
第6章 青森県脇野沢村における北限のサルとの「共存」
第7章 共存的な人間―自然系への課題
著者等紹介
丸山康司[マルヤマヤスシ]
独立行政法人産業技術総合研究所研究員。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻修了。博士(学術)。青森大学社会学部講師などを経て現職。専門、環境社会学、環境史。自然保護に伴う諸問題の他、自然エネルギーの利用と地域社会の関係についての研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。