出版社内容情報
これまでの研究で明らかにされなかった男性がおこなう道具を使用しない織り技術にまで踏み込む。彼らの生活儀礼から、染織集団と染織の関係を明らかにする。
内容説明
牧畜を生業とするラバーリーの「道具を使用しない」織技術。彼らの生活・儀礼に深く結びつく染織が明らかに。
目次
第1章 ラバーリー社会(カッチ県の自然環境;ラバーリーの歴史的背景;ラバーリーの社会)
第2章 女性の手工芸(ラバーリーの刺繍技術;ラバーリーの衣裳;ラバーリーの衣裳の背景;ラバーリーの色彩と素材)
第3章 男性の手工芸(ラバーリーの糸紡ぎ技術;ラバーリーの撚紐技術;ラバーリーの編技術;ラバーリーの織技術;ラバーリーの「編・織」技術の技術的考察)
第4章 ラバーリーと儀礼(誕生儀礼と布;命名儀礼と刺繍布;婚約儀礼と刺繍布;結婚儀礼と刺繍布;ラバーリーの婚資と持参財)
第5章 ラバーリーの手工芸とその社会的認識(ラバーリーの手工芸をとりまく社会;ラバーリーの認識と選択)
著者等紹介
上羽陽子[ウエバヨウコ]
1974年名古屋市生まれ。大阪芸術大学芸術学部工芸学科染織コース卒業。大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士課程修了。芸術文化学博士。民族芸術学専攻。大阪芸術大学非常勤講師、大阪市立クラフトパーク非常勤指導員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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