内容説明
本書は、現代哲学に関する、着実な原典研究に根ざした学問的な研究報告書である。
目次
超越論的哲学の帰趨―超越論的態度と存在問題に関する覚え書き
フレーゲ、初期フッサールそしてその後―算術の哲学および論理学の哲学(論理的意味論)を巡って
分析哲学はいかにして分析哲学でなくなったか?―自然主義的観点からの分析哲学史記述の試み
クザーヌスとショーペンハウアー―一者の形而上学と意志の形而上学
ニーチェと古代ヘブライズム
ベルクソンと英米の哲学者―ジェイムズとの交友
フランス現代哲学とニーチェ―フーコー/ドゥルーズの場合
現代フランス哲学における超越論的経験(論)―ドゥルーズの場合
リクールの哲学史的位置づけ―「フランス反省哲学」からの由来とその展開
ミシェル・アンリにおける内在の現象学とその方法
科学・論理・経験
直観・了解・思惟―ハイデガーにおける直接性と媒介性
後期西田哲学の根本問題―歴史的世界、身体、空間
現代哲学の位置と基本的性格―西洋哲学史二千六百年の視野より
著者等紹介
渡邊二郎[ワタナベジロウ]
1931年生まれ。東京大学名誉教授、放送大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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