感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ななっち
3
第二次世界大戦後、一般的に読まれた本として、日本の原点回帰として夏目漱石や坂口安吾が読まれる一方で、アメリカ文学への傾斜もあり、その中でこの「裸者と死者」も読まれたと聞いています。この本はアメリカから見た対日戦の第二次世界大戦であり、その中で日本で語られる物量戦としてのアメリカではなく、戦いの中で錯綜するアメリカを読みとることができると思います。一方で、日本人として読むに堪えない部分もあるのですが、逆に戦後の日本人がこの本をどのように読んでいたのか、考えながら読み込みました。2012/02/23
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