内容説明
9・11、アフガン戦争、イラク戦争に突き進んだアメリカ。ブッシュを選択したアメリカ国民が持つ倫理観とは。ブッシュの決断に世論はどう動いたか。世界的な倫理学者、ピーター・シンガーはブッシュの説く倫理観の虚偽性を明らかにし、世界は、日本はアメリカに対してどう向き合うべきかを示唆する。
目次
ブッシュの倫理?
第1部 ブッシュのアメリカ(世界に比類のない正義と機会の国;生命の文化;世界でもっとも自由な国?;信仰の力)
第2部 アメリカと世界(世界を共有する;戦争:アフガニスタン;イラクでの戦争;パックス・アメリカーナ;ジョージ・W.ブッシュの倫理観)
著者等紹介
シンガー,ピーター[シンガー,ピーター][Singer,Peter]
1946年オーストラリア生まれ。モナッシュ大学教授をへて現在プリンストン大学教授
中野勝郎[ナカノカツロウ]
1958年生まれ。立教大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。放送大学助教授、北海道大学教授をへて、現在法政大学法学部教授。専攻はアメリカ政治史
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