内容説明
本書は、アメリカの憲法修正二条の憲法的意義を探るものである。同条が憲法解釈の中でいかなる価値(現代的及び歴史的)を有し、それがアメリカ社会で息づいているかを観察しようとした。
目次
序章 銃と憲法―日米の相違
第2章 修正二条の解釈の根拠―歴史的議論と文言の構造的議論
第3章 連邦裁判所の判例の推移
第4章 修正二条と共和主義
第5章 修正二条の思想史的淵源としての共和主義
第6章 アメリカにおける民兵制度の変遷―州権説の時代錯誤?
第7章 ミリシア(private militia)と修正二条
第8章 銃規制(gun control)と憲法―修正二条からの逃避?
終章 むすびにかえて
著者等紹介
富井幸雄[トミイユキオ]
1960年、東京都生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程(公法専攻)退学。ウィスコンシン大学マディソン校ロースクール、インディアナ大学ブルーミントン校ロースクール修士課程終了。LL.M.大東文化大学国際関係学部助教授(現職)
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