出版社内容情報
罪とは? 罰とは? 命とは? 森達也にしか書けない傑作ノンフィクション賛成か反対かという二者択一ばかりが語られ、知っているようでほとんどの人が知らない制度、「死刑」。生きていてはいけない人っているのだろうか?論理だけでなく情緒の領域にまで踏み込んだ類書なきルポ。
森 達也[モリ タツヤ]
著・文・その他
内容説明
罪とは何か。罰とは何か。そして、命とは何だろうか?議論はいつも「賛成か」「反対か」の二項対立ばかり。知っているようで、ほとんどの人は知らない制度、それが「死刑」だ。多くの当事者の声を聞き、論理だけではなく、情緒の問題にまで踏み込んだ、類書なきルポルタージュ。文庫版では、光市母子殺害事件の犯人、確定死刑囚となった元少年との面会も描かれる。そこに浮かび上がるこの制度の本質とは?
目次
第1章 迷宮への入り口
第2章 隠される理由
第3章 軋むシステム
第4章 元死刑囚が訴えること
第5章 最期に触れる
第6章 償えない罪
著者等紹介
森達也[モリタツヤ]
1956年広島県呉市生まれ。ディレクターとして、テレビ・ドキュメンタリー作品を多く製作。98年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画「A」を公開、ベルリン映画祭に正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画「A2」を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。11年『A3』(集英社インターナショナル、集英社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。現在は映像・活字双方から独自の世界を構築している。明治大学情報コミュニケーション学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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