大型類人猿の権利宣言

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812201091
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0045

内容説明

ゴリラ・チンパンジー・オランウータンたちの喜怒哀楽は私たちとどれだけ違うのか。本書を読み終えた時、それはまだ自分たちだけのものだと主張できるだろうか。

目次

チンパンジー―断絶に橋を架ける
ゴリラとの出会い
チンパンジーはいつも新鮮
チンパンジーの手話の使用
言語とオランウータン―森の古い「人間」
ゴリラの人格についての問題
心のなかの断絶
第三のチンパンジー
類人猿と同類という観念
ダーウィン進化論が人間と大型類人猿の平等な扱いを支持してしかるべき理由
重度の知的障害をもつ人間と大型類人猿―ひとつの比較
類人猿の地位の向上―道徳的共同体の拡張をめざして
人格、所有物
法的能力
飼育されている大型類人猿
彼らはわれわれ自身にほかならない
ワンバの挑戦
大型類人猿プロジェクトをこえて

著者等紹介

カヴァリエリ,パオラ[Cavalieri,Paola]
イタリア在住。国際誌『倫理と動物』編集。著書に『動物問題―人権の拡張理論のために』

シンガー,ピーター[Singer,Peter]
1946年オーストラリア生まれ。モナッシュ大学教授をへて現在プリンストン大学教授。著書に『動物の解放』(人間と技術)、『実践の倫理』(昭和堂)、『生と死の倫理』(昭和堂)、『私たちはどう生きるべきか』(法律文化社)他

山内友三郎[ヤマウチトモサブロウ]
1933年生まれ。東大阪短大教授。大阪教育大学名誉教授。モナッシュ大学元名誉研究員

西田利貞[ニシダトシサダ]
1941年生まれ。東京大学助手・助教授をへて、1988年より京都大学大学院理学研究科教授
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感想・レビュー

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関 峻之介

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正直なところ私たちは、最悪の場合は邪悪の点で悪魔にまさるが、最善の場合は天使に近い存在である。 (p.12)2014/11/03

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