内容説明
われわれ高等生物のいのちはたった一個の受精卵から出発し、細胞分裂でそれが多くの細胞の塊になり、そのなかで細胞はまた幾つかの特徴のある形と機能をもつものに分化し、複雑な身体を創っていく。第一巻では、この細胞の増殖と分化がどのように調節されているかを中心として五つの話題を提供する。
目次
第1章 卵成熟の生物学
第2章 クローン牛から学ぶもの
第3章 骨髄細胞の底力
第4章 再生因子HGFによる再生医療
第5章 再生医療とバイオ人工臓器
著者等紹介
菅原努[スガハラツトム]
1921年生まれ。体質研究会理事長、慢性疾患・リハビリテイション研究振興財団理事長、京都大学名誉教授、国立京都病院名誉院長。主な著書に「リスク対リスク―健康と環境のリスクを減らすために」(監訳,’98年)「太陽紫外線と健康」(共著,’96年)「第二の人生の楽しみ」(’95年)「がんと闘うハイパーサミア」(’92年)ほか
山岸秀夫[ヤマギシヒデオ]
1934年生まれ。体質研究会主任研究員、京都大学名誉教授。主な著書に「免疫系の遺伝子戦略」(2000年)「遺伝子を観る」(’98年)「核酸・タンパク質構造解析技法」(編著、’84年)「遺伝子観察への旅」(編著,’81年)「遺伝子重複による進化」(共訳,’77年)ほか
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