内容説明
本研究は、史料的裏付けにもとづく、東アジア三地域における気の思想・文化の歴史や内容、特徴を明らかにし、東アジアにおける気の総合的・体系的研究の基礎を構築している。
目次
第１章 気の思想の流れ（中国における気の思想の流れ；韓半島における気の思想の流れ ほか）
第２章 陰陽と風水（中国における陰陽論と風水思想；李朝における風水思想と気 ほか）
第３章 理と気（中国における理と気；李朝儒学における気学派 ほか）
第４章 養生思想（中国の養生思想と気；李朝の伝統医術と気 ほか）
第５章 武と気（中国武術と気；李朝を中心にみた武術・巫術と気 ほか）
著者等紹介
小林寛［コバヤシヒロシ］
１９６０年生まれ。筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科修了。文学博士。ソウル大学に留学。目白大学人文学部助教授。韓国思想史専攻。論文に『金弘集における「聖学・聖虜」』（目白大学人文学部紀要 第４号）『魏源におかる「以夷攻夷」』（目白大学人文学部紀要 第３号）『張之洞における中学西学』（つくば国際大学研究紀要 第３号）『李柄憲における孔教』（目白大学人文学部紀要 第２号）など
前林清和［マエバヤシキヨカズ］
１９５７年生まれ。筑波大学大学院修士課程体育研究科修了。神戸学院大学人文学部助教授。武道・芸道思想史専攻。著書に『ヴィジュアル百科 江戸事情 第４巻 文化編』（雄山閣）（共著）『武道文化の研究』（第一書房）『スポーツ学の視点』（昭和堂）（共著）『チルドレン・ワールド』（一芸社）（共著）『武と知の新しい地平』（昭和堂）（共著）など
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