内容説明
百六歳にしてなお、魂の迸るまま書き続け、稀有の作家田中志津の、珠玉の随筆大成。故郷を語り、最愛の娘を語り、佐渡金山世界文化遺山登録の悲願を語り、また眷属の来し方行く末を、愛を込めて、思いを込めて語り、願う。そこにこそ人間の魂の根源が秘められている。その文章はどこまでも澄み切っていて、簡明で荘重でさえある。それゆえ容易に人の心に沁み入るのである。
目次
第1章 『親子つれづれの旅』より(親子対談;翻訳;りんご ほか)
第2章(クリスマス;年賀状;『樹詩林』 ほか)
第3章 続・田中志津 執筆の系譜(歩きだす言の葉たち;愛と鼓動;親子つれづれの旅 ほか)
著者等紹介
田中志津[タナカシズ]
日本文藝家協会会員。作家。歌人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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