内容説明
南信雄、岡崎純、小辻幸雄…著者の出会った詩人たちの詩への、鋭く踏み込んだ論考とその動向。私的回想、私記を交えながら、その詩人の本質に迫る分析は深く共感を呼ぶ。さらに郷里福井の先達中野重治と鈴子へのオマージュと考察を加え、「ふくい戦後詩」の全貌に迫る渾身の書。
目次
南信雄(詩人南信雄の私的回想;詩人南信雄の原風景)
岡崎純(詩人岡崎純私記;追悼 小辻幸雄の青春をたどる―福大学生から敦高教員時代まで)
敗戦直後の三国の文化運動(中野重治と三好達治の出会い;特攻隊と「なつかしい日本」 ほか)
中野重治(在所の感性―中野重治の原点;福井地震・公安条例・中野重治―未公開「北陸方面震災資料」から ほか)
中野鈴子(体の中を風が吹く―もうひとりの鈴子)
著者等紹介
関章人[セキショウド]
1937年福井県生まれ。編著『北潟村民誌』北潟歴史探訪の会(2017年)福井県文化振興事業団「野の花文化賞」受賞ほか。所属:詩誌「角」同人。福井県詩人懇話会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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